どうも、ラクして稼ぎたいFXトレーダーです!
トレーダー仲間と情報交換している時なんかに飛び交うのが専門用語です。
FX業界特有の用語にはいろいろあって、「聞いたことはあるけど、ちゃんと説明できるか?」ってレベルのものも少なくないんです。
なので今回はチャート分析手法の一つである「三角持ち合い」について語ってみますよ!

三角持ち合いの基本をおさらい

どんな業界にも専門用語ってありますよね。
僕は昔、旅行会社でサラリーマンをやっていたんですけど、やっぱり独特な業界用語がありました。
たとえば「1UP」「2UP」って何だかわかりますか?
キノコをゲットするとプレイ回数が増えるあれじゃないですよ(笑)
UPには「○名から」って意味があって、航空券によっては2名以上からでないと予約できないものもあるんです。
そういう時に「この航空券は2UPだよ(2名以上の申し込みじゃないと予約できないぜ?)」なんて声かけあったりしますね。
いや~、懐かしいですな!
同様に、FX業界にも様々な専門用語があります。
今回スポットを当てる「三角持ち合い」もそう。
言葉と大体の意味はなんとなく知ってるけど、普段のトレードに活かしたことはないかな、なんて人も多いんじゃないでしょうか?

チャートの形が三角形になる

まず三角持ち合いと呼ばれる最大の理由がこれ。
そもそも「持ち合い」とは、値段が上下しつつも一定の範囲で横ばいを続けている状態を指します。
その後、値幅が少しずつ狭まっていってチャートがペナントみたいな三角形になりますよね?
この状況を「三角持ち合い」と呼びます。
三角持ち合いが発生すると、頂上付近で大きな値動きが起るケースが多いため、売り買いのサインとされています。
チャート上でペナントを探せばいいだけなので、初心者向けにレクチャーしているところも多いみたいですね~。

三角持ち合いのパターンは3つ

三角持ち合いには大きく分けると3つのパターンがあります。
ザックリみていきましょう。

【均衡しているパターン】
チャート上にきれいな二等辺三角形が現れている状態です。
まさにペナント状ですね。
何が均衡しているのかといえば、

◎これから値段が上がるぞ!という先高感を持つトレーダー
◎これから値段は下がるぞ!という先安感を持つトレーダー

この2つの勢力です。
もちろん上がれば買いだし、下がれば売りなんですけど、どちらがブレイクアウトするのかわからないので予測がなかなか難しい。

【先行き強気のパターン】
上寄りの三角形が現れたら、先行き強気パターンです。
上げ下げを繰り返した挙句、安値を切り上げてきていますね。
これはトレーダーたちが安値になるまで待てずにポジションを入れてきている証拠。
画面からも先高感がひしひしと伝わってきます。
この状態になった時は頂上付近でさらに上昇する可能性が高いですね。

【先行き弱気のパターン】
先行き強気パターンとは逆に、下寄りの三角形が現れる状態です。
上昇をあきらめ、慎重になったトレーダーたちがとりあえず利益確定し始めていると考えられます。
安値は維持しているものの、上昇する力が弱いから少しずつ高値を切り下げているという状態です。
こうなると頂上付近で一気に下落してしまってロスカットになることも。

FX,投資,

三角持ち合いをトレードに活かしてみる!

3つのパターンがある三角持ち合いですが、それぞれの特徴や傾向を理解できていれば日々のトレードに役立てられます。
僕なりのポイントを挙げてみましたよ!

ポジションを持つなら先行き強気パターンの時

新たにポジションを持つ場合は上寄りの三角形が現れる「先行き強気パターン」を確信した時がおすすめ。
トレーダーたちの「上がるぞ」という機運の高まりから頂上を突破するとさらに勢いが増して、大きく上昇する可能性が高いですよ。
こういうビッグウェーブにうまく乗れるどうかって正直難しいですけど、僕はとりあえず乗ってみちゃうタイプ。
たまにいません?
みんなで盛り上がってる時にいつの間にか混ざってくる見ず知らずのオッサン。
誰だっけって思うけど、一体感が気持ちよくて仲良くなっちゃうんだよね(笑)
他人の飲み会に混ざる時も、FXでポジションを持つ時も、少し強引なくらいがいいと思うよ!

利益確定は先行き弱気パターンの時

利確のタイミングを見計らっている場合は、下寄りの三角形が現れる「先行き弱気パターン」を確信できた時がいいです。
この状態になるとポジションを持つトレーダーも減って、上昇する力が弱くなる。
そのままにしておくと値段も下がっちゃうおそれがあるので、決済のタイミングとしてはいいポイントでしょう。
ここで「いや、まだかも」「どうしよう、でも」なんてモタついていると出遅れてロスカットくらっちゃいますよ。
僕も何度か経験しましたね・・・。

トレンド予測が必要なのは均衡しているパターンの時

比較的わかりやすい強気・弱気と違ってトレンド予測が必要になるのが「均衡しているパターン」の時。
上昇するか下降するかは状況によって変わるため、予断を許さない状態です。
だけどまぁ、僕のこれまでの経験から言うと、直前に発生したトレンドの方向に行きやすいですね。
絶対というわけではないですが、その傾向は高いので、もし迷った場合は直前のトレンドがどうだったか、チェックしてみるといいですよ。

三角持ち合いで注意しなければならないこととは?

三角持ち合いをトレード手法に取り入れる場合はブレイク狙いが一般的です。
でもどんな時でも活用できるかっていうとそうでもないのが現状でしてね・・・。
三角持ち合いで注意すべき点をまとめてみましたよ!

“だまし”がある

はい、きました。
多くのトレーダーたちを失意の底に突き落とす恐怖の現象、それが“だまし”です。
ブレイクアウトしたと見せかけて急激に下降しちゃうとか、移動平均線がゴールドクロスまでしたのに安値更新しちゃうとか、思い出すだけでもつらい・・・。
そんなトレーダーの天敵ともいえる“だまし”は、三角持ち合いの場面でだって僕たちを狙っているんです。
一説には、あまり知識のない初心者よりも、ある程度チャートを読みこなせる中級者の方が“だまし”の餌食になりやすいらしいですよ。
それだけ“だまし”の見極めは難しいってことですな。
リスク軽減するには損切りラインを明確にしておくことと、それを絶対に守ること。
これがシンプルで一番効果があります。

ペナントのようなキッチリ三角形はほぼない

僕は今回三角持ち合いの三角形を「ペナントのような形」と表現しましたけど、実際はそんなきれいな三角形はなかなかお目にかかれません。
だってすべての高値・安値に対して線を引こうと思ったら形にならないですもん。
自分的にポイントだと思うところに線を引いて、三角形のような状態に持って行く必要があります。

三角持ち合いだって“絶対”ではない

もう何度も口を酸っぱくして言っていますが、FXに“絶対”はないんですよね。
てことは三角持ち合いだってそう。
「これ強気パターンじゃん?」なんて思ってポジション取りに行ったのにブレイクの気配すらないまま終わった・・・なんてことも当然ある。
想定外の事態が起きた時に大切なのは慌てないこと。
焦ってナンピンしてさらに損失を増やすなんて愚行はもう卒業しよう!

 

どんな業界にも専門用語があるものだけど、それはFXも例外じゃないです。
「意味はなんとなく知ってるけどよくわからん」って用語の中に、実は自分にピッタリなトレード手法のヒントが隠されているかも。
あと、ちょっと思ったんだけど、ペナントってお土産物の定番だったはずなのに最近見ないよね?